声優に必要なものとは?

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声優と舞台との関わり

声優と聞くと声で演技をする職業で、基本的に人前で演技をすることはないと思いがちですが、声優の中には舞台役者として活躍している人も大勢います。
というのも、声優を含めた演技を行う職業において基本となるのが舞台での演劇訓練だからです。
声だけで演技をするにしろ、俳優のように全身で演技をするにしろ、演じるという行為では感情という内面的な部分を表に出すことが必要になります。
アニメやドラマ、映画のように自由にカメラアングルを切り替えたり、表情をアップで映したりできない演劇では、遠くの客席からでも役者の感情が伝わるように声や全身を大きく使った演技をしなければなりません。
編集もできないため誤魔化しがきかず、その人の本当の演技力が試される場所でもあります。
また、自分の評価が客席の反応によって分かるという演劇ならではの利点もあります。
このように、演技を行う職業において切っても切れない関係があるため、声優として活躍している人の多くが舞台役者としても活動しているのです。

声優にも舞台は必要?

声優でありながら、舞台や映像作品でも役者として活躍している人は多くいます。
声優と言えば、アニメや海外の映画の吹き替えをやる人、というイメージは多いと思いますが、実は「声の俳優」です。
現在は声優という職業は独立した仕事のようになっていますが、アニメのアテレコやや海外作品の吹き替えは過去は俳優がやっていた仕事なのです。
アニメーションや吹き替えをする海外の俳優の姿だけを見て演技をしようと思っても、なかなか上手くいくものではありません。
身体の使い方や実際に自分が動いてみて感情がどうなるかなど、映像を見ているだけではわからないことはたくさんあります。
そのため、声優の養成学校やワークショップなどでは、まず舞台などで演技の経験を積むことが重要視されていますし、実際に劇団を作って定期的な公演を行っている人たちも多くいます。
声の仕事のプロであっても、自分の身体で動いて演技をすることは重要視されているのです。

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最終更新日:2024/2/19

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